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東方神起  ホミン小説

現実が軽く妄想を超えるホミンの素晴らしさをお届けします

胸キュンしたい人は是非お試し下さい

TIAMO5(東方神起ホミン小説)

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部屋に入るなり荷物を投げ出してソファーに直行


…しようとして思い直し手近な回りをざっと片付け始める


ほんの少しの時間でかなりすっきりした部屋を眺め満足しながら寝室に向かった




ベッドに横たわりちょっと馬鹿みたいと思いながらさっきまでの撮影の合間に撮ってもらった自分の写真をチェックする




〈ヒョンの顔忘れそう〉




また眺めるメッセージに少し頬を弛ませながら選んだ写真を送って




〈忘れるなよ〉




そう添えてサイドテーブルの充電器に差したそばから画面に流れる新しいメッセージ



〈ムソク(ドラマの役名)は格好いいけど僕のヒョンはどこ?あれ?〉


〈ウリヒョンこんなに格好良かったっけ?〉



なんて深夜の即レスだけでも嬉しいし意外なのに、と
1人の気楽さで盛大ににやつきながら返信を考えていると




〈ヒョンの声も忘れそう〉




なんて現れた言葉



時計を見てちょっと悩みながらもアプリを閉じて



電話してしまうとほどなく聞こえてきたささやき



〈ヒョン?〉


〈まだ覚えてる?〉


〈ヒョン?〉


〈僕の声をまだ…?〉



と言うと危うく忘れるとこでした、なんて…



〈良かったよ間に合って〉



〈…撮影は順調ですか?〉



うん、と返事をすると混じる止められない欠伸



〈ムソクは氷美男(クール美男)なんですから欠伸なんてしないんですよ〉



僕が出るドラマの設定に詳しい事に嬉しさを堪えきれない



〈ムソクはそうでもチョン・ユンホはするの…声聞いて安心したんだよ〉



そう言うと微かな間



〈安心しました?〉


〈大いにしたね〉



言うと急な咳払いでごまかそうとする嬉しさ混じりの笑い声




〈…子守唄でも歌ってあげましょうか?〉



からかいながらもまんざら冗談でも無いような口調



〈ちょっと…勘弁してくれ〉



本当はちょっと…大分…嬉しかったけどなんだかいつもより甘い恋人モードなチャンミンにどぎまぎして恥ずかしいことこの上ない



お互いの近況や身近な人の話題…少し話しているとまたもや空気の読めない生欠伸



ごめん、と謝るとおかしそうな口調に見え隠れする優しい響き




〈…少なくとも撮影で緊張して眠れないって事は無さそうですねヒョンの場合〉



〈…誉め言葉と思って有り難く聞いておくよ〉



少し笑いあってから静かに



〈ヒョン…明日も早いんでしょう?〉



まあ…と言葉を濁すと電話ありがとうございましたなんて締めに入るのを


まだいいよ、なんて言ったそばからまた湧いてきた欠伸を噛み殺すと優しい声



〈もう寝た方がいいですよ…ちゃんとベッドにいるんでしょうね?〉



〈なんだよちゃんと……今日なんてリビングも掃除したんだから〉


自慢気な物言いに呆れたように作る声色



〈そんなの自慢になりません…大体片付けなんて毎日するもんですよ〉



〈そんなに汚れるほど家にいないよ…寝室だって…ほら誰も来ないし〉



ちょっと意味ありげに強調する言葉



〈たまにはベッドメイキングが必要になるような事をしたいね…誰かさんと一緒に〉



大胆な言葉に落ちる沈黙が逆に雄弁に語りかけてくる


ややあって



〈…ヒョンの寝相なら1人でもベッドメイキングが必要なんじゃないんですか?〉



定番の会話に笑いあった…


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